投稿者: 偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。
2021年きさらぎ吉日
2025年9月1日(月)
九月であるが、今日もまた猛烈な暑さだ。 方乱相 肉體が滅びはてたるその姿みにくきばかり路傍に目る 滅びけるがかくのごとき色になる皮膚裂けてみゆ。湮滅の相 死の色をうにまとひて悪臭を散らしてこれぞわがなり 『孟...