2023年1月3日(火)

昨夜は息子夫婦、娘夫婦が来て、よく飲んだ。ひさしぶりに酔った。箱根駅伝、往路も4位。もう一つ上に行ってもらいたかったが、よくやった、大したものだと思う。

  一月三日の空うつくしく銀翼がつぶてのごとき大きさに照る

  箱根路走者の足の蹴り強きにおとろふるわが足腰に(かつ)入たまへ

  拍手する音のひびき 波、怒濤のごときにはげまされゐる

2023年1月2日(月)

箱根駅伝往路、母校は4位。よくやったが、明日の復路も頼む。曇り空で寒い。

  けさもまた上空高く青空を西へゆつくり機影が動く

  並ぶやうに二機が相次ぎ空を赴く少しづつその行方(ゆくへ)(わか)るる

  汽車に乗つてどこかの町の酒蔵を訪ねてみたし雪の降る町

2023年1月1日(日)元日

今日から2023年である。晴れてほんとうに良い天気だ

  日の出づるその瞬間を視認(みとめ)たり二〇二三年午前六時五十二分

  (あま)(てらす)女神(めがみ)もよろこび出現(あらは)るる葦原(あしはらの)中国(なかつくに)の睦月元朝

  沈みゆく元日の日は見逃したり山の()の色まだだいだい色

有鹿神社に初詣
昨年の破魔矢おさめて初詣で
初詣の人の列なす昼餉どき

2022年12月31日(土)大晦日

午前中は、掃除の続きと買い出し。午後は娘に餅をとどけに二俣川へ。

  年の暮れも朝はパン食フランスパン硬きにバターを溶かし喰ふなり

  パンに塗るバターのとろけゆく香り大晦日の朝いささか寒き

  歳の暮れの市にあかるき声ひびくことし終ひの売り尽くすこゑ

相鉄線二俣川駅で娘と会う。

  大晦日の午後に二俣川へ出掛けてゆくひさかたぶりの娘に会ひに

娘夫婦は一昨日まで大分の温泉町に旅に出ていた。

  大分の温泉に浸かりほころぶる娘の表情つやつやとして

今日で今年最後の日も終わる。内外不穏は収まりそうもないが、わが家にとっては息子、娘の結婚話もあり、まあまあの年であった。今年最後は俳句で飾ることにしましょう。お世話になりました。

  よろこびも酔ひもほどほど歳の暮れ

2022年12月30日(金)

雲が多い一日であった。神棚の掃除や、片づけ、買物にも出かけた。なかなか充実の一日であった。

  年末の部屋を整へ疲れ果て出づれば庭に椿の花咲く

  椿の木のどこかに鳥がひそみをる小さくがさり四十雀鳴く

  年の瀬の慌ただしさを感じつつ海老名丸井の雑踏にゐる

2022年12月29日(木)

今年最後の木曜日。ビン・カンを捨てる。ここのところ日本酒の四合瓶が増えている。

  空き缶と壜の触れあふ音鳴らしインドネシアのガムランのごと

午後、ガラス拭き。

  網戸二枚、ガラス窓四枚裏表老いにはしんどい大掃除なり

  佐々木靖子の作品のない「短歌人」新年一月号寂しきものよ

2022年12月28日(水)

今年最後の水曜日。大崎の観音寺ホールでの佐々木靖子さんの告別式に行ってきた。相鉄線とJR線を経由して海老名から大崎まで乗り換えなしで行ける。便利な時代になったものだ。しかしトンネルが多いし、景色も今一つだ。式場では上條雅通、棗隆、中西亮太、牛島ゆう子、紺野裕子、村上和子氏など懐かしい顔に会う。中西くんとは一昨日あったばかり、上條、棗氏とは電話で話したばかりだから、ほんとうに懐かしいのは、牛島さんと、紺野、村上さんだったが。

  成瀬有の告別式に会ひしよりほぼ十年ふたたび会ふこともなく

  遺影には懐かしき顔 棺には老いたる佐々木靖子が眠る

一日いい天気であった。

  佐々木靖子この世にしなき青き空ああこの空の青き深さよ