2023年7月13日(木)

今朝は少し温度が低いようだ。そうはいっても暑い。思いは病院からなかなか抜けだせそうもない。

  さねさし曇天をとぶ揚雲雀高みをゆきて鳴きごゑ響く

  口から六体ちいさき阿弥陀吐きだして空也上人愛すべきなり

  鳴きながらひむがしへ赴くからす三羽えさ場へ急ぐ苗田の水に

2023年7月12日(水)

今朝また暑いのだ。介護認定は、第四。土曜日に、その確定にくるそうだ。

  あけぼの杉のみどりの色のあかるくて病態われにしばしそばだつ

  ときの間を晴れてよろこぶ妻のこゑこの声をこそ聴くべきものを

  珈琲を冷たくひやし飲むことのよろこびあればわれもはなやぐ

2023年7月11日(火)

今日も暑い。退院してから毎日暑い。このままいつかよくなるのだろうか。言語障害、二足歩行の不安定はいつよくなるのだろう。不安は日々強くなる。歌のいづれも在院中の作である。

  しらさぎの一羽がひかりきらめかせ降りくるなり田の水のうへ

  この空をわがものとして翔びきたる白鷺二羽みゆ五階の窓より

  雲の間に覗く青空。この色のまほらを遠くゆきたしわれも

2023年7月10日(月)

今日も暑い。血液内科は、新館に移って、1部屋4ベッドに決まり、少し広くなった。5B377から5B333へ。部屋は移る。そして看護師さんはやさしい。

  われもまた悪鬼のひとり。病院の鏡に写る病む一人なり

  5Fの窓をひそかに渡りゆく紋白蝶。田の上をゆく、早苗田のうへ

  病院の窓を雲雀がかけ昇るたつた一羽が空かけ上がる