2022年6月30日(木)水無月祓

今日も猛暑。36℃。梅を干す(3日目)。今朝も蚯蚓がたくさん干乾びている。

この暑さに連日みみず干乾ぶる梅漬けも乾ぶ塩梅よきか

けさもまたみみずをちこちに討ち死にすどれだけ死んでもみみず滅びず

連日の猛暑にわれも乾ぶなりみみずのごとくに討ち死にはせず

水無月の祓への日とはおもへども罪汚れこれもわが為せしもの

2022年6月29日(水)

須坂に行っていた妻が62歳になって戻ってくる。今日もまた猛烈な暑さだ。梅を干す(2日目)。

マンションの庭は蚯蚓の干乾びた死骸だらけだ。

今朝もまたみみず(から)びて死ににけりぬたうちまはるか曲がりくねりて

完全に乾くでもなく肉色のじくじくしたる(しかばね)もあり

海老名のモンベルでポーチの二代目を購入。一代目は何年か前の角川書店の新年の歌人・俳人の会に行ったときに買ったものだ。7,8年前のことだろうか。

ダークネイビーのポーチを(あがな)ひたのしきか京都への旅がすこし近づく

2022年6月28日(火)

須坂の妻の母が亡くなって明日で一年。今夜、妻は須坂に向かう。正式な法要は7月17日、その時には私も須坂へ行く予定だ。

今日も35℃近くなるらしい。朝から暑い。午後36℃超。梅を干す(1日目)。

木立ちより朝のひかりのスペースへ若きひよどり飛翔する見ゆ

ものの腐る臭ひ充満(みち)くる夏到り蠅、コバヘ、蚯蚓親しき仲間

2022年6月27日(月)

今日も朝から暑い。35℃になるという。そして突然の梅雨明けだ。梅雨の時期の雨が少なかったようだが、稲の成長に影響はないのだろうか。

宗像和重編『鷗外追想』読了。鷗外没後百年を記念して編集された鷗外の玉手箱のような文庫本である。同時代人の55編の回想はたいそう面白いものばかりであった。鷗外が毎夜数時間しか眠らなかったこと、食事がまた質素なものであったことなど興味深いエピソードが紹介される。与謝野晶子の挽歌から一首。

    煙とは聞けどそれすら目に見えずめでたき君のあはれいやはて

鷗外の逝去は1922(大正11)年7月9日、60歳であった。漱石は49歳で亡くなったが、いずれも早い。私など66になるが、何一つ残せるものはない。鷗外の法号はなんだかたいそうな貞献院殿文穆思斉大居士、現在三鷹の禅林寺にある墓標には遺言により「森林太郎墓」とのみ中村不折の字で刻まれている。55編のなかでは子どもの類と茉莉のものがよかった。

森鷗外、多彩なる才を示したるスーパー文士惜しまれて死す

ベランダに赤、黄、みどりのTシャツが並んで激しく踊りはじめる

2022年6月26日(日)

今日も暑い。34℃。角川「短歌」7月号、『岡野弘彦全歌集』を読む。執筆者は多く昔の仲間、知った顔であった。『全歌集』の解題を担当したものとしては、ありがたいことであるが、それだけに新見がない。それと昨日の朝日新聞の読書欄で読んだ『死刑にいたる病』を購入。

上空は夏のま白き雲の群れじわじわ動けば猛暑日となる

まつかうからひかりと風を受けとめてあけぼの杉は威丈高なり

2022年6月25日(土)

朝から暑い。また風が強い。新調した礼服を取りに行く。あまりの暑さに午後からエアコンを使う。群馬県伊勢崎では40℃を観測したという。

朝の日にあけぼの杉は笑顔なり風ふけば木はけたけた笑ふ

風あれば放恣に動く柳の枝それぞれに妖怪のごとき影あり