2021年12月24日(金)

今日で、この「さねさし歌日録」をはじめてちょうど一年。
休むことなく毎日毎日、短歌数首とエンピツ画、よく続いたものだ。
ほぼ一月遅れの配信だが続いていることは分かってもらえるだろう。
配信を担当してくれている息子のおかげでもある。
せっかくここまで続いたのだから、もうしばらく続けてみようと思っている。

  半月に少し欠けたる残りの月。そのすぐ横に蛇雲昇る

  一年前はすずめの数に驚いて一首おそまつながらはじまる

しかし、一年たって、ここのところ雀をみかけないのだ。

2021年12月22日(水)

今朝も月が残っている。やや欠けて。
午前中はそれほど寒くなかったが、やがて雲が増えて寒い。

岡野先生の『全歌集』(青磁社)が届く。総ページ1116。驚くような本だ。
そして今日は冬至である。

  沙羅の木のことしは多く花つけずかくすればか樹皮の紋うつくしき

  くすのきの実を喰ふ鳥の落とす(ふん)赤むらさきの色混ざりをり

  冬至の夜ゆずをうかべて湯にしづむ柚の香ほのか死者呼ぶかをり

2021年12月21日(火)

今朝もまた西空の残りの月が美しかった。昼は青空がひろがる。

  西空にけさも浮かべる月よみの男ぶりよしあかるく笑ふ

  十六夜の残りの月のなまめけば昨夜のをみなさぞ(うるは)しき

  青空へ飛び立つやうに階段をかけのぼる力われから去りき

2021年12月20日(月)

朝、西方の山の上、空のかなり高いところに煌々と月が残っていた。
やがて水母色になって沈んでいくのだが、けっこう長く空に浮かんでいた。

  メタセコイアの冬木の枝の合間には残りの月のひかりありけり

  タートルネックの首だすところを誤りてここは腕なりあわてふためく

2021年12月19日(日)

朝、外気温-3℃と表示されている。寒いがよく晴れてきれいな空だ。
井出トマトへ。遠くみはるかす富士山の頂上あたりは雲が巻いている。

  ピンク色の朝焼け空にのぼりくるお天道さまに手を合はせたり

  オスプレイ二機が連なり飛ぶところ厚木基地あたり青き空なり

  月よみもひむがしの空にのぼりくるまんまるにしてあかるき色に

  冬枯れのメタセコイアの背後より月よみ壮士(をとこ)満面の笑み