昨夕の日の入りは美しかった。丹沢山塊の山の端の橙色と群青のバランスがなんとも言えず、思わずため息をもらしていた。
よき色に夕焼けにけり山の端はオレンジ色に滲み暮れたり
ぴいちゅぴい四十雀ここに見いでたり寺の墓場の石塀の上
鉛筆画描くときおのが心澄むけふはまつ赤な林檎を写す

昨夕の日の入りは美しかった。丹沢山塊の山の端の橙色と群青のバランスがなんとも言えず、思わずため息をもらしていた。
よき色に夕焼けにけり山の端はオレンジ色に滲み暮れたり
ぴいちゅぴい四十雀ここに見いでたり寺の墓場の石塀の上
鉛筆画描くときおのが心澄むけふはまつ赤な林檎を写す

晴れ。少し風がある。妻は長野へ帰る。友達と会うために。
暮の秋さつき躑躅の反り花いまだも赤き歩み過ぎつつ
熟したる西洋梨をいただけり妻のふるさとの甘き実りを

今日も青天。風が強い。
朝の陽は片側壁にまづ届く。やがてあまねく万物照らす
乾反り葉の風に吹かれてかさりこそりわが行く路上秋の音する

今日も快晴。ハツ子を胸に入れてから一年。相性はいいようだ。
朝の陽は圧倒的に力あり草木も人もいのちたまはる
白鷺に鳶二羽、川の上空をダンス舞ふ如もつれあひたり

朝、トイレ掃除をしていると真野少さんから電話。緊急に原稿が必要とのこと。トイレ掃除を終え、ルソー研究会の冊子『経験』に発表した「わが日本近代史Ⅰ」を送る。
秋風にさくらもみぢの木が揺らぐざわりざわり欅もゆらぐ
路上には朽ち葉落ち葉が散乱し目にも綾なりゆつくり歩く

今日は朝から雨である。鳥の鳴き声も聴こえない。明け方ほんとうに嫌な夢を見た。殺されそうになって必死に抵抗する声を出した。実際に呻いていたようで妻に起こされて、夢であることを知ったのだった。
火曜日はペットボトルを出す日なり夏と違つて本数少なし
つばきの木に椿の花のつぼみあり赤らむ花の小さき蕾

秋のよき日である。海老名高校の裏から大谷の段丘崖の下を廻ってきた。海老名の義民、鈴木三太夫霊堂に頭を下げてきた。
昨夜の雨に中庭も濡れて枯れ朽ち葉いろとりどりに地にへばりつく
あてどなく歩けば鈴木三太夫霊堂に着き頭垂れたり
