2021年11月14日(日)

昨夕の日の入りは美しかった。丹沢山塊の山の端の橙色と群青のバランスがなんとも言えず、思わずため息をもらしていた。

  よき色に夕焼けにけり山の端はオレンジ色に滲み暮れたり

  ぴいちゅぴい四十雀ここに見いでたり寺の墓場の石塀の上

  鉛筆画描くときおのが心澄むけふはまつ赤な林檎を写す

2021年11月10日(水)

朝、トイレ掃除をしていると真野少さんから電話。緊急に原稿が必要とのこと。トイレ掃除を終え、ルソー研究会の冊子『経験』に発表した「わが日本近代史Ⅰ」を送る。

  秋風にさくらもみぢの木が揺らぐざわりざわり欅もゆらぐ

  路上には朽ち葉落ち葉が散乱し目にも綾なりゆつくり歩く

2021年11月9日(火)

今日は朝から雨である。鳥の鳴き声も聴こえない。明け方ほんとうに嫌な夢を見た。殺されそうになって必死に抵抗する声を出した。実際に呻いていたようで妻に起こされて、夢であることを知ったのだった。

  火曜日はペットボトルを出す日なり夏と違つて本数少なし

  つばきの木に椿の花のつぼみあり赤らむ花の小さき蕾

2021年11月8日(月)

秋のよき日である。海老名高校の裏から大谷の段丘崖の下を廻ってきた。海老名の義民、鈴木三太夫霊堂に頭を下げてきた。

  昨夜(きそ)の雨に中庭(パティオ)も濡れて枯れ朽ち葉いろとりどりに地にへばりつく

  あてどなく歩けば鈴木三太夫霊堂に着き(かうべ)垂れたり