迢空忌。朝方は涼しいのだが、暑いのに変わりはない。
紙垂四枚垂らして神棚あでやかなり祈りささげむ地の霊たちに
石上ふる鈴振りて、いにしよをひらくがごとき鶏の鳴き声
地の霊など九月一日の碑に呼びて百年の後祈りささげむ
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。
2021年きさらぎ吉日
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