5月30日(土)

朝から晴れているが、涼しい。   古梅園の女店主も鼬毛の筆一本に講釈長し   店から奥へつながる線路いまもある墨を運ぶもトロッコにして   ここも昔の町家造り間口が狭く奥行深し 『孟子』告子章句上159 孟子曰く、五穀の...

5月29日(金)

暑い。晴れ。初クーラー。   険のあるみほとけの顔。躍るやうな蔵王権現わが目の前に   土中より涌きくるごとく金泥の法華経納めし頼長の経塚   三条通りの今西奈良漬店に講釈を聴く妻がうなづく 『孟子』告子章句158 孟子...

5月28日(木)

朝、熱海は晴れていたが、途中茅ヶ崎辺りで雨。海老名は曇り。   大峰山寺より下りし蔵王権現のやや小ぶりなり。右足上げて   秘仏を運ぶ運搬人に背負はれて奈良の町中に神気を放つ   常には見えぬ秘仏なればかものはゆく衆目環...

5月27日(水)

晴れ。   吉野杉の樽酒を飲むも旨きもの商店街の夜の酒店(しゆてん)に   わが朋ふたりと妻と吾と奈良の一夜に歓を尽くせり   いつのまにかくらやみの中。目の赤き蔵王権現降臨したまふ 『孟子』万章章句156 孟子曰く、「...

5月26日(火)

ほぼ晴れのようですが、今(午前九時)には曇ってます。   初夏(はつなつ)の日差しの強さ、容赦なし。登大路を足弱が行く   山の木の半分白き山法師。青丹よし奈良の山の彩り   吉野より奈良に下(お)りたつ蔵王権現。姿たく...

5月25日(月)

久方ぶりに晴れ。 近鉄特急   青丹よし奈良の都の址どころ芝草の上にまどろみてゐる   まほろば大和の五月なり。妻と吾(あ)と来し朋に会はんと   いくつもの新しき殿舎。朱に塗られ、古へ大和かくもあざやぐ 『孟子』告子章...