よく晴れている。朝高いところに円状の月が残っていた。
西空の高きところに残りたる水母色したまあるき月なり
妻が石を立てて遊んでいる。三つまでは積めるらしい。
積み石にこんつめて三つの石を積む妻の真顔の若くはなやぐ
木椅子のうへにまづ石を置き重ねゆく石立てて三つたちまち壊る

よく晴れている。朝高いところに円状の月が残っていた。
西空の高きところに残りたる水母色したまあるき月なり
妻が石を立てて遊んでいる。三つまでは積めるらしい。
積み石にこんつめて三つの石を積む妻の真顔の若くはなやぐ
木椅子のうへにまづ石を置き重ねゆく石立てて三つたちまち壊る

なんだろう日差しに春めいたものを感ずる。
照り椿赤きあまたの花着けて春めくひかりにたゆたふごとし
大山のいただきあたりに目を据うる葉のなき木々の春めくが見ゆ
仰ぎみるけふの空にはジェット機の一機だに見ずただ寒々し

オレンジ色の色調変化に朝明けて心しくしく泣くときもある
山の巨樹、神のごときを祀りきて八百年の洞あれば入る
この坂を上れば河岸段丘の涯上に出るも老いにはつらき

快晴。午後一時から二時間ほど中西くんと「楡」データの最終確認。確認は小一時間で終わったが、あれこれと情報交換があって楽しい時間でした。
鳥の糞うづたかく積む電線の下あかぐろき糞は何喰ふ
常温の四合瓶に注ぎあひ妻と飲むこの至福の時間

朝からよく晴れている。
だいだい色の冬を実に付け海に沿ふ傾斜たわわにみかんの稔り
泥つきの葱焼けばかくも甘きゆゑこよひは妻とぬるき燗酒

ゴミ収集初めの日である。今日は燃やせるゴミ、生ゴミを中心に20ℓ袋二つを捨てる。
正月の生ゴミ捨つる朝の庭おほかた木の葉も失せてひそけし
珍しく朝の散歩に出る。
抽でてすすき穂朝のひかり浴ぶまばゆきものは清々しきよ
白銀の穂のかがやきを左にし一月四日水曜日の朝
暖房のリモコンを押し窓の外だいだい深き夕暮れの空

昨夜は息子夫婦、娘夫婦が来て、よく飲んだ。ひさしぶりに酔った。箱根駅伝、往路も4位。もう一つ上に行ってもらいたかったが、よくやった、大したものだと思う。
一月三日の空うつくしく銀翼がつぶてのごとき大きさに照る
箱根路走者の足の蹴り強きにおとろふるわが足腰に喝入たまへ
拍手する音のひびき 波、怒濤のごときにはげまされゐる
