意外な涼しさである。妻の夏休みは昨日まで。今日から2学期がはじまる。
花林糖がりりぼりぼりその甘さ妻の不服もしばしおさまる
ここのところ成瀬有『真旅』の歌をパソコンに移している。
パソコンに成瀬有の歌うつしつつああそこにゐる成瀬有が

意外な涼しさである。妻の夏休みは昨日まで。今日から2学期がはじまる。
花林糖がりりぼりぼりその甘さ妻の不服もしばしおさまる
ここのところ成瀬有『真旅』の歌をパソコンに移している。
パソコンに成瀬有の歌うつしつつああそこにゐる成瀬有が

朝早く、明日のプレゼンの準備のために、むすこは帰る。今日は25度前後で推移するらしい。妙に涼しいのだ。
中庭の木を案内して欅のまへ来歴かたるわが寂しさを
百日紅 の由来をむすこにさとしつつ幹滑りくる猿を想ひき
椿にはねつとりとしたねばりある八百比丘尼のいのちのやうな

34℃。暑い。燃やすゴミの日。むすこが「短歌往来」に出すための木の写真を撮りにきてくれる。
耳をすませば何か聞こえてくるものか風吹く街の夕暮れどきは
わが腕を這ひのぼりくるコバへあり思いつきり叩けばわが腕痛む

今日もそこそこ暑い。登戸で中西亮太くんと会う。成瀬有の初期歌篇の件。多摩川を前にして楽しい時間であった。「楡」10冊預かる。むすめの誕生日でした。メールを送る。
「岸辺のアルバム」の日をおもひみむあの昼も小田急線に多摩川を越す
二十年ぶりの会ひなればしばらくは彼と同定できずとまどふ
うちとけて短歌、歌壇のあれこれを語りあふああこの愉しさよ

冷房が必要ないくらいに風が通り、涼しい。
夏草をことごとく刈る空地には鳩が拠る、すずめが来る、ひよどりもゐる
双眼鏡に空地を覗けば鳩の動きくくくと鳴けるその態みゆる

朝から結構暑い。40分ほどのトイレ掃除に汗だくとなる。海老名農協の販売所に出掛けるが休み、寒川のわいわい市まで足を延ばしたが、ここも休み。農協関係は水曜日が休業日なのだ。忘れないようにしよう。
トイレの個室にこもり掃除するTシャツも半パンツも汗みどろにて
ベランダにほうとしてゐる老いひとり隣に妻が空を見にくる

朝は涼しいが、昼は暑い。
あけぼの杉の高き葉むらにすがりつく空蟬二つ成仏できず
われもまた成仏できぬ蟬のごとすがりつくものを求めさまよふ
