7月13日(月)

雲・曇・くもり……暑い。

公園の砂地にいく本かの轍あり凹凸ありて歩き難し

自転車の轍を避けて歩みゆく右に左に足動かして

凹凸ある砂地の轍見えたるにそれでも歩くふらふらふらり

『孟子』尽心章句上194 孟子曰く、「人の、有る者は、恒ににす。独りのみ、其の、心をるや危ふく、其の、をるや深し。故に達す」

人に徳行・知恵・技術・才知の長所あるは災患に置かるるからなり

孤臣孼子に限つては自然、事の道理に達しやすし

    *

相馬御風編注『良寛和尚歌集』

飯乞ふとわが来しかども春の野に菫つみつゝ時をへにけり

【語義】「飯乞ふ」とは「托鉢に」。「わが来しかども」は「自分は来たのであるが」。

【大意】現身の命をつなぐ糧を求めにと托鉢に出たのではあるが、春野に咲いている菫の美しさにひかされてそれを摘みながら時を過してしまった。

【評言】良寛その人の面目が躍如としている。しかもそれをいささかの誇張も衒気もなしに淡々と歌っている。わざとらしい咏嘆の臭味などは露ほどもない。「どうだ、こうした心境はお前達にはわかるまい」と云ったような所謂禅坊主的な気取りや見せびらかしからは遥かに超越している。

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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