2023年8月17日(木)

あいかわらず暑い。一年に一度の胸の心臓ペースメーカーの診察の日だ。

  尾根の雲のみにひかりある山の暮れ午後五時過ぎて盆の死者帰る

  盆の死者もいつかは帰る茄子の馬にまたがる父が頬笑みかへす

  鶏の声まつたく聴こゑず夜が明けるこの世泰平なるかさうではあるまい

小学校四年の新学期に東京の練馬から神奈川県の厚木に越した。

  舌だみし厚木のことばに驚けり五十七年まへ「べい」のつく語

2023年8月16日(水)

朝から激しい雨。たちまち上がるものの暑い。

  紀伊半島に上陸したる台風の影響微々たり安堵せりけり

  雨ふれば車道はいまだ乾かざる自動車通るもしづかなりけり

  台風七号の影響か雨ふれば盆の日なれど車少なし

2023年8月15日(火)敗戦忌

忘れてはならない日だ。台風7号が来るらしい、風が強くなっている。
黄金にひかるこがね虫の死骸をみつける。うつくしい。

  黄金(こがね)(むし)は金持ちで金蔵を立て水あめ買ってくれました

  黄金虫をうたへば調子よみがへり蔵建てざれど水飴しゃぶる

  妻に聴く黄金虫の歌 判然とせねば『日本童謡集』開く

  こがね虫黄金の背のうくしくけさ会ひにけりここの廊下に

2023年8月14日(月)

今日も朝から暑い。時々雨も降る。リハビリ師さんは先日と同じ人だ。

  朝方に窓をひらけば少しだけ風あるらしき青き流れが

  じわじわつ汗あへて朝の目覚めなりなんだらうこの日々の暑さ

  台風七号が東海地方に上陸と報知ありさらばわが家いかにせんとす

2023年8月13日(日)

朝方雨だった。起きたときには止んでいた。午後また降る。

  明暗( あけぐれ)に豪雨のごとき雨のふる海老名はしばし白雨のうち

  半時もすれば止みたる海老名の雨、車道たちまち乾きゆくなり

  朝がらす明けなむときにこゑ放つひとこゑ鳴けばあひつぎ鳴けり

  ここはわが領地とひとこゑ明け早くからす鳴きたり(だ)みたるこゑに

2023年8月12日(土)

今日も朝から暑い。一昨日あたりからかつて東大寺戒壇院にあった四天王を写している。似ても似つ

かない像なれど、絵にするのがたのしいのだ。

  東大寺戒壇院の四天王その表情の厳しきものを

  登大路を鹿の群れ遊ぶ脇を抜けて二月堂まで築地の道を

  二月堂の舞台に立ちて奈良の町、古代のごとく国見してをり

  三月堂の日光・月光もいまはなき東大寺ミュージアムへ収まると聴く

2023年8月11日(金)

山の日、休日だそうだ。暑い。昨日、はじめて訪問リハビリ師が来た。

  突然に降りくる海老名の雨の量しろくかすめるほどに降りくる

  ケアマネージャーとリハビリマネージャーの二人こそわがこれからの未来を決める

  われの(み)を定める二人のマネージャー未来はこの二人の手の内にある