春らしい日であった。
朝はまづ時計の針を直すべし少しづつ狂ふわが腕時計
抽斗には電池を奪ふ力あるか腕時計の墓場のごとく動かぬ時計
躑躅の赤き花咲くパティオなり皐月にはまだいささか早く
陽に乾く洗濯物を取り込みて妻のもの母のものわがもの畳む

春らしい日であった。
朝はまづ時計の針を直すべし少しづつ狂ふわが腕時計
抽斗には電池を奪ふ力あるか腕時計の墓場のごとく動かぬ時計
躑躅の赤き花咲くパティオなり皐月にはまだいささか早く
陽に乾く洗濯物を取り込みて妻のもの母のものわがもの畳む

昨日の選挙、私は自民党の候補には決して入れない。県会議員は定員二、一人は自民党外だったから、まあよしとしよう。知事の四選には賛成したくないが。
木の枝を咥へて弾むイカル二羽春のひかりのまばゆき場所に
巣作りの最中なのかも身に余る枝を咥へてイカル小走り
すずめごはやけにふつくらチチと鳴きつつじの木から花咲くつつじへ
中庭にはつつじの花が咲きはじめそをことほぐかひよどりの声

統一地方選挙、朝から投票に行ってきた。いい天気だが、妙な寒さがある。
知事選挙、県会議員選挙投票に朝一番に妻と出掛ける
さみどりの木々、まみどりの樹々、赤き葉々四月初旬の日々は過ぎゆく
けさもまたノートを開き記録する体温、血中酸素濃度、血圧の類
用水にかかる小さな橋渡るわれにまつはる紋白蝶は

朝はいい天気であったが、だんだんあやしい空模様に。
灌仏の日はひよどりもほがらかに中庭の木々をわたりゆくなり
おだやかなる朝のあかるくだんご虫つぎつぎにくるまだ小さな虫が
だんご虫一匹、だんごむし二ひきかぞへつつわがもとにくる虫を愛する
自販機からおしるこやコーンスープが消えた。
おしるこの缶なくなりて春がくる

降りそうで降らず、二時過ぎにぽつぽつと。朝から南風が強い。
風吹けば樹々それぞれに不規則なる枝の動きあり長枝、短枝)
けさもまたこぶしをまはし鳴き立つるひよどりをりし姿は見えず
河原口二丁目あたりに出没しひよどり高き声に鳴きをり

朝、雨がふりはじめたが、すぐに止み、それからはそこそこいい天気だ。
善光寺の緒賓頭盧さん盗まれて映像にさらすつるつるの膚
憶万の人に触られつるつるに賓頭盧尊者眉も眼もなく
散り残る染井吉野の木を仰ぐ老いひとりあり誰もより来ぬ
落下するさくらはなびらを足に踏むこのはなびらは誰にもわたさず

学校では新学年の準備がはじまっているらしい。ご苦労様なことだ。
演歌歌手さながらにこぶしまはし鳴くけさのひよどりこころふるはす
こぶしをまはすひよどりがゐるいつの日か能登半島のさびうたふべし
ほれぼれと散りくるさくらはなびらにまかれて立てばここは花街
けさもまた春のたのしさ風に吹かれはなびら散るを老い足に踏む
