今朝は珍しく雨が落ちてこなかったが、それも時の間、降ったり止んだりだ。
数日ぶりの雨降らぬ朝うす雲を破りて覗く青き天空
天空を領する鳶の回遊を避けるか小鷺河辺を離る
うすら白き鳥の羽毛が散らばればここが狩場か餌食は土鳩

今朝は珍しく雨が落ちてこなかったが、それも時の間、降ったり止んだりだ。
数日ぶりの雨降らぬ朝うす雲を破りて覗く青き天空
天空を領する鳶の回遊を避けるか小鷺河辺を離る
うすら白き鳥の羽毛が散らばればここが狩場か餌食は土鳩

迢空忌
昨日から雨はずっと降り続いて、今日も朝から雨。止まない雨。20℃前後、涼しい。
屈託のわれにもあれば朝の雨老いて乾ける指の爪研ぐ
近ごろは老いの乾きに悩むなり水欲るではなく恋に乾けり
百日紅の花をみあげる傘の内

朝から雨。小雨ながら止むことがない。
先生の夢を見た。バスでどこかへ向かっている。奥さんがいる。途中から長谷川政春さんも加わり、目的地のバス停で降車。ここがどこかわからない。バスは混雑していて長谷川さんに挨拶できなかった。あらためて挨拶して四人で歩きはじめる。皆若い。明日の迢空忌にかかわりがあるのだろうか。なんだかふしぎな夢だった。
朝から小雨にけぶる九月二日能登の羽咋へむかふかわれら
三十年ほど前になるか、迢空忌の前夜祭に参加するため今は亡き友と羽咋の駅前の小さなホテルで待ち合わせていたことがあった。
バイガイを肴に酒を飲む夜なり亡き友とへべれけになるまでを飲む
いやなコバエが朝から飛び回っている。
コバエを叩きつぶして苦虫をつぶすやうなる顔に苦笑す

関東大震災から98年だという。私の住み暮らすこの辺りも大きな被害を受けている。震災被害を刻む碑がある寺があり、隣町には「あゝ九月一日」と刻まれた大きな碑が川っぷちに立っている。
ベランダに立てば見えたる電波塔九月一日ゆるぎなく立つ
震災の夜の混乱を思ひみるわが想像の及ばぬ闇あり
携帯電話に16屯車で行くといふ謎の男わが背後に存す
なにものかふりむけば男の気配なしさねさし曇天雲降りてくる
午後5時現在18℃、小雨。昨日までとえらい違いだ。
頼みおく『鏡花俳句集』けふとどく

曇りがちながら30℃を越えている。朝、蚯蚓の干乾びた死骸があちらこちらにころがっている。相模川を渡り隣町へ買い物に。31℃。
蟬につぎ蚯蚓あひつぎ討ち死にす数多のみみず道に干乾ぶ
相模川橋梁の下を飛ぶ鷺の黒き脚、しなやかなる純白の體
蓮の花の映像を嘆賞する。
蓮の花咲くや寄り来る蜂の音

31℃。橋を渡り隣町へ。相模川の流れにはまだ濁りが残っている。
午後3時、34℃。
蟬の翅落ちてしづかに透りけり
蟲のこゑ終夜鳴き継ぎ鳴きやまずわが就眠の時削りをり
蟬の声鳴き熄むときの静寂は季節の移りをもの思はする

曇り空なれど30℃ある。妻は、注射の副反応か腕に張りと熱がある。心配だ。
けさ方も蚯蚓干乾びころがりぬ一夜鳴き続けしみみずなるかも
蚯蚓鳴くという季語があるが、蚯蚓は鳴かないそうである。
萩の花咲きてゆらげる長き枝あまたが風に上下左右す
吾亦紅かざれば秋の到るべし
