暑い、暑い、暑い……
アスファルトの亀裂に縦に数メートル緑の低き草が生へたり
亀裂よりはみだす雑草時を経て枯れだすものもありて色変ず
まだみどりの草も枯れたる草も混在してゐる縦に走る亀裂
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『孟子』尽心章句上209 問うて曰く、「士は何をか事とする」と。孟子曰く、「志をくす」と。曰く、「何をか志をくすと謂ふ」と。曰く、「仁義のみ。を殺すは、仁に非ざるなり。其のに非ずして之を取るは、義に非ざるなり。にか在る、仁是なり。にか在る、義是なり。仁に居り義にれば、の事、備はる」と。
孟子いふ「常に仁にをり、義によって事を行ふそれこそ大人」
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相馬御風編注『良寛和尚歌集』
ゆふぎりにをちの里べはうづもれぬ杉立つ宿にかへるさのみち
【語義】「をち」は「遠方」。〇「かへるさ」は「帰る折」。
【大意】自分は今あの杉の群っている自分の棲家へ帰ろうとして道を急いでいる、遠くを見ると村々はもうすっかり夕霧の底に蔽いかくされた。
【評言】これも秋に歌であろう。「杉立つ宿」でさびしみが一層深められている。良寛の住んでいた国上山の五合庵のあたりは、もと老杉昼なお暗く茂り立っていたということである。松の林は何となく明るい感じがするが、杉の群立というと見るからに暗いさびしい感じがする。そうした山上の庵へあの茫々とした平野の中の細道を一人とぼとぼと托鉢から帰って行く老法師の姿が目に見えるようだ。上の句の「ゆふぎりにをちの里べはうづもれぬ」の表現もいい。殊に「うづもれぬ」の一句で印象がきわやかに現わされている。