曇り気味の朝から、やがて雨になる。テーブルの下に敷く絨毯を新しいものにするためにかしわ台の絨毯やカーテンを扱う店舗に行ってきた。新しいおしゃれな絨毯を買う。海老名の東端あちこちにつつじの花盛り、藤の花房も盛りである。
蜜吸へばはたらき蜂の一匹に変身したり背の翅ひらく
まづ向かふ藤の花むら翅音をひそかに立てて花に近づく

曇り気味の朝から、やがて雨になる。テーブルの下に敷く絨毯を新しいものにするためにかしわ台の絨毯やカーテンを扱う店舗に行ってきた。新しいおしゃれな絨毯を買う。海老名の東端あちこちにつつじの花盛り、藤の花房も盛りである。
蜜吸へばはたらき蜂の一匹に変身したり背の翅ひらく
まづ向かふ藤の花むら翅音をひそかに立てて花に近づく

外は暑いくらいだった。海老名高校の裏の田んぼ地帯を歩く。土は返されているが、水はまだ入っていない。大谷水門も水は少ない。酢漿草の黄の小さな花が愛らしい。
はやばやとつつじ花咲く淡紅の透けたる花のたをやかにして
うす紅のつつじの花に老いの軀を寄せて手づからその花を摘む

父の命日である。あれから33年。生きていれば94になる。どんな爺さんになっていたか想像しがたいが、いい爺さんであったろう。
天には父の笑ひ顔 地には怒りの父の顔 ああ父死して三十三年
日なたゆくわれに並びて日かげゆく父ありあの頃の父の顔して

横須賀短歌会の四月例会に行ってきました。なんとか天気はもったようです。帰りの相模線で娘に会いました。同じ車両に乗っていたようですが、厚木駅で顔を合わせ、すぐ別れました。
米軍横須賀基地の裏山につらなるごとき藤のむらさき
春山をいくつも抜けて横須賀へ曇り空なる基地の街へ

起きたときはまだ降っていなかったが、9時前には小雨が降りだした。その後も降ったり止んだりだ。そして寒い。
廊下から雨のにほひがしのびよる四月二十日の朝の寝床に
春眠不覚暁ではなく寒くて布団から出たくないのだ。
あらためてふとんを直しぬくもりにしばしとどまる寒き朝なり

朝から晴れている。「亀鳴く」という春の季語がある。じっさいには亀は鳴かないらしいが、おもしろい。『夫木和歌抄』に「川越のみちのながぢの夕闇に何ぞと聞けば亀ぞなくなる」(藤原為家)という和歌があり、それがもとになっているという。
猿沢の池に棲む亀鳴きはじめそらみつ大和の国おおさはぎ
今日の「天声人語」に興味深い蝶の行動とその行動に宛てたことばの解説があった。相手を攻撃するでもなく、二羽のオスがクルクル追いかけつづけるのはなぜか。それはオスかメスか判別できず、やみくもに求愛しているのだという。
蝶二頭からみあひつつとぶ態を卍巴飛翔と呼ぶ。やみくもの恋

曇りから雨へ。あまりあたたかくならない。桜の花もすっかり終わった。
あらまほしとおもふいくたり桜木の花のふぶきに立たせてみたき
くもり日の朝のこころの澱みにも花水木の白き花ひらきをり
