今日も暑いのだ。
山の鳥、野の鳥のこゑ聴こゆるに鳥の名分かず朝明けてゆく
八ヶ岳は突兀とした山つらぬ。宿りの窓に遠望したり
編笠山・西岳・権現岳に赤岳高く・阿弥陀岳・横岳・硫黄岳に天狗岳なり
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『孟子』尽心章句下229 孟子曰く、「吾今にしてる後、人のを殺すの重きを知るなり。人の父を殺せば、人も亦其の父を殺し、人の兄を殺せば、人も亦其の兄を殺す。然らば、則ち自ら之を殺すに非ざるや、のみ」
孟子がいふ今更ながら人の近親を殺すことが重大事であることを知る
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相馬御風編注『良寛和尚歌集』
ふと里にもいでずなりにけり昨日も今日も雪のふれゝば
【評言】ここもで来ると前の歌の静寂にこもっている心持が一段のつつましさを加えている。現身の命の糧をすらも求めに出ずに、独りつつましく遠離の境界に安住し生の寂味に浸っているこの心持は尊い。「飯乞ふと」という第一句は良寛の歌にはかなり多くあるが、それが少しも鼻につかぬのは、この人なればこそである。孤独静寂の境地を歌っていながら、所謂枯木寒巌流な冷たさのないのも良寛の歌の最もなつかしい特色の一つである。