朝から雨、ずっと雨。
このところ涼しくなりしは秋になりやうやう木の葉も色づきにけり
なんとなく涼しくなれば心地よく歩くにも少し張り合ひがある
わづかなるが黄落する葉を避けてゆく歩きゆくにも気をつかひながら
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『孟子』尽心章句下254 孟子曰く、「近くして遠き者は、なり。守ること約にして施すことき者はなり。君子の言や、帯を下らずして道存す。君子の守りは、其の身を修めて天下平らかなり。人其のをてて人の田をるをとす。人に求むる所の者重くして、自ら任ずる所以の者軽ければなり」
君子が守り行ふは修養するのみそれで天下が大平になる
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相馬御風編注『良寛和尚歌集』
あしびきのわがすむ山は近けれど心とほくもおもほゆるかな
【評言】これはまだ山上の庵にいた頃の作であろう。托鉢にでも出て、どこかあまり遠くないところの村の家に泊まってでも居た時よんだのかも知れぬ。人里に出てわが住む山をおもうて見る道のりではそう遠くもないのだが何となく遠い遠い処のような気がするという言葉のうちには、浮世離れた自分の生活に今更のように驚いて居るような気持も含まれている。と同時に、何ということなしにそうした世外の生活を営んでいる我自らをさびしむような気持も感じられぬでもない。