雨、晴れ、雨、晴れ。変な天気だ。
法・法花経、ほうほけきようと鳴く声の聞こえくるなり強羅の山に
野に山の鳥の声にもまじらずに鶯の声若々しくて
宿のベランダの椅子に坐りて野の鳥の声を聴くなり山のみどりに
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『孟子』尽心章句上220 孟子曰く、「已む可からざるに於て已むる者は、已めざる所無し。厚くする所の者に於て薄くするものは、薄くせざる所無し。其の進むこと鋭き者は、其の退くこと速やかなり」
孟子がいふ鋭く進む者は退くことが速やかなり
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相馬御風編注『良寛和尚歌集』
このゆふべねざめてきけばさをしかの声のかぎりをふりたてゝ鳴く
【評言】鹿を詠んだ歌は古来ほとんど無数にある。良寛にもかなり多くある。その中も特にこの一首の心を惹く所以は「声のかぎりをふりたてゝ鳴く」の二句ある為でである。「ありったけの声を出して鳴く」――その表現のうちにはおのずから哀切の情がこめられている。しかもそううらしく感じられたというのではなく、そう思い込んで聴いた、そこが一層おもく感じられるのである。「このゆふべ」という第一句も適切である。