4月22日(水)

晴れているが、午後は曇り。 シェイクスピアの『マクベス』を読んだ。福田恆在訳である。「きれいは穢ない、穢いはきれい」、この魔女の言葉の反語性。どこか人類学を思わせるバーナムの森の枝。マクベスの悲劇は最初から予期されていた...

4月21日(火)

朝方小雨、以後曇り、晴れ。    *   能登国一ノ宮・気多大社の鳥居の前あゝあはれにも転倒したり   タクシーを下車すれば傾斜激しくて案の定転ぶ足弱のわれ   それほどの深手は負はねど頭骨も打てばいささか心をも打つ 『...

4月20日(月)

今日も晴れです。   荒御魂 二つあひよる み墓山 わが哀しみも ここに埋めむ 弘彦   墓処(ぼしよ)の前にタクシー降りてまづ対(むか)ふ。岡野弘彦の鎮魂の碑   父子墓荒れたる二人のたましひの鎮まりいませ。能登羽咋の...

4月19日(日)

朝から晴れ。父の墓へ、妻に連れて行ってもらった。 羽咋   寂しげなる折口信夫と春洋の墓。若干(そこばく)の賑やかしにでもなるか妻と吾   春の日にうかれてどこかはなやげど信夫・春洋の沈黙の声   こんなにも明るくはなか...

4月18日(土)

朝は曇っているが、晴れてくるらしい。   瑠璃色のカップ一杯の酒を飲むいにしへ人に変身をして   蟒(うは)蛇(ばみ)のやうに酔うたるわれならむ翌日の朝も呆けてゐるか   蟒蛇とは大酒飲みのことをいふ大蛇のごとき姿(なり...

4月17日(金)

晴れて暑い。 中島岳志『血盟団事件』読了。文庫本で466ページ、やっと読み終えた。黒川みどりさんの『評伝丸山眞男』を読んだ時も思ったが、丁寧に、それこそ一行ごとに資料に拠る記述は、いかにも社会学者の記述で、なかなかはかが...

4月16日(木)

やっと朝から晴れ。   虫けらのやうだと言はれ納得するわれもまた虫けら夕烏鳴く   いつまでもつげ義春はつげ義春。その漫画われには永久(とは)なるごとく 『孟子』万章章句下133-5 次国は、地 方七十里。君は卿の禄を十...