2023年3月21日(火)
朝から雲が厚い。 みづきの冬木の枝にすずめゐてぴちゅくぴちゅくとわれ呼ばれゆく わが佇てる近くの枝をゆすりつつ雀鳴きをり小さな一羽 木蘭の樹下はなびらをあまた落しあはれ無惨に花びらの散る をちこちに辛夷、...
朝から雲が厚い。 みづきの冬木の枝にすずめゐてぴちゅくぴちゅくとわれ呼ばれゆく わが佇てる近くの枝をゆすりつつ雀鳴きをり小さな一羽 木蘭の樹下はなびらをあまた落しあはれ無惨に花びらの散る をちこちに辛夷、...
朝から春らしい青天、相模川の鴨は少数だがまだ残っている。 晴朗なるあかるき朝の空に鳴く一羽の鳥の濁みたるひと声 朝の日はさみどり色の野を照らすこの平穏の時よ長かれ 朝の日はひかりまばゆし駅へむかふ人の背中の誰...
朝から快晴。父の墓へ春の掃苔。 山川(がは)の窪地に大き枝垂れざくら頃合ひに咲き日にあたたまる しづかなる山間(あひ)の墓。並び立つ墓石を縫うてわが父のもとへ 墓石に水を流せば父の名のくきやかに見ゆ山の奥墓 ...
朝から雨である。そして寒い。 モクレンの花咲き盛りいく片か花びら夕べ風に落ちたり そして今朝からの雨。 はなびらは全方向に落ちてゐる昨夜暴威の吹き荒れたるか 九階より見下ろす白蓮の花びらの開き切りたるが雨に打...
午前中は晴れ。 午前五時半 中庭(パティオ)はいまだ暗くしてひよどりの声しきり鳴きをり くらがりに街灯のひかりうつすらと白木蓮の花うかびくる 隣町へ橋を渡る。鴨が少なくなっている。 おそらくは昨日のうちに飛び...
朝から晴れ。外は暖かだが、部屋の中はいささか寒い。 朝の日を蒐めて明るきあけぼの杉枯木(かれこ)立(だち)なれど枝に赤き芽 春コートまとふてわたる相模川冷たき風が橋梁を吹く 数少し減りたるやうに水のうへ残る春...
よく晴れているが、いささか冷たい。 うすら寒きこの朝も木蘭の花のもとコートのポケットに手を入れて吾(あ)は 茶の樹皮のささくれて春の沙羅の木の枝にみどりの芽のあまた付く つばきの花つぎつぎ落ちて公園の一隅 赤...