佐久の鯉はうまかった。渋滞。下界は暑い。
空の青、雲の白きが対になる夏の朝の暑くなりゆく
木々の間に太陽のひかり隠れたり。ひむがしの空束の間雲来る
草やぶにひるがほのピンクの花の色こころたのしき朝の公園
*
『孟子』尽心章句上213 孟子曰く、「ひて愛せざるは、之をするなり。愛して敬せざるは、之をするなり。なる者は、の未だはざる者なり。恭敬にして実無ければ、君子す可からず」
幣帛の礼物をもって恭敬なり恭敬の心なくば君子引き留められず
*
相馬御風編注『良寛和尚歌集』
玉鉾のみちまどふまでに秋萩はちりにけるかも行く人なしに
【語義】「玉鉾の」は「みち」の枕詞。〇「みちまどふまでに」は「どこが道だかわからないほどに」。
【大意】どこが道やらわからないまでによくまあこんなに萩の花が散っているものだ、通る人がないのだな。
【評言】落花の歌などには昔からよくこんなふうに歌った歌がある。しかし、この歌で吾々の参考とすべきは第二句の字余りの全体の上に及ぼしている効果や、それから第四句目の切れ方と結句との関係などである。一首の調子の上に何ともいえない快さの味われる点で私はこの歌を時々おもい出しては口にのぼして見る。