12月22日(月)冬至

まあまあ曇りといったとこか。寒いらしい。   赤いトマト・黄色いトマト・緑のトマトが笑ひ合ふ卓の上にはトマトの笑ひ   C級の傷あるトマトもトマトなりたいせつにあつかふ真のトマト   黄色いトマト・緑のとまとに蔕をとる妻...

12月21日(日)

曇り雨、雨なのか曇なのか。   巨大なる音の重なり焼津の海。古き世生くる八雲に逢へり   わが会へる小泉八雲老いたるに幽霊を語れば生き生きとして 『孟子』縢文公章句下55-3 曰く、「梓・匠・輪・輿は其の志将に以て食を求...

12月20日(土)

朝はまあまあだが、雨が降ってくるらしい。   夜の闇に燐光わづか流れゆく明滅したりいのちむなしく   水に溺れ、憤怒と破滅と絶望に人死するとも海しづかなり   海の声聴きつつわれは厳粛なり。小泉八雲死者の世語る 『孟子』...

12月19日(金)

晴れているが、冷たいのだ。   常に動く潮の流れに翻弄され念仏唱へ泳ぎゆきしか   ・   一夜経て岸壁に坐る八雲がゐる。日暮れまでただ海の音聴く   この世のいつさいのものを忘れたり。怒濤はげしくはるかに続く 『孟子』...

12月18日(木)

今日も晴れ。でも朝寒い。 焼津にて小泉八雲は、焼津を訪れた盆の夜、精霊舟を追って海に入ったという。 人生は神々の音楽である   盆の夜は精霊舟を送りだす。焼津の海をかなた遠くへ   時に遅れ小泉八雲は、遠く去る燈籠を追ひ...

12月17日(水)

今日は起きるのが少し遅かった。天気だ。 焼津小泉八雲記念館   八雲さんのスタンプを押す少しの間妻の表情、真顔(まがほ)・しんけん   八雲・セツの細かき書字の手紙読むお互ひを思ふ心に触れむ 『孟子』縢文公章句下53 景...

12月16日(火)

朝がなかなか明けないが、後は晴れ。日没も早い。   最上階の湯から望めば焼津港、町もひろがる。鬱懐ほどく   駿河湾のしづかに穏やかなる青き海。小泉八雲の片目にひろがる 山口乙吉   ダルマの眼は常片目なり。しかれども八...