8月13日(木)

雨、晴れ、雨、晴れ。変な天気だ。 法・法花経、ほうほけきようと鳴く声の聞こえくるなり強羅の山に 野に山の鳥の声にもまじらずに鶯の声若々しくて 宿のベランダの椅子に坐りて野の鳥の声を聴くなり山のみどりに      * 『孟...

8月11日(火)

涼しい。台風15号が襲い掛かってくる。 渡邊英理『中上健次 路地のビジョン』を読む。中上健次はもっとも好きな作家であった。一度、折口信夫没後三十年を記念して話をしてもらったことがある。路地の人と重なる人物らの話でとても興...

8月10日(月)

朝は涼しいけれど、やがて気温は上がる。 強羅・盛夏 御殿場へ東名高速道を急ぐのは妻のFITなりわれをも乗せて 御殿場は常のごとくに暑くして東山旧岸邸唾棄すべきかも 安保闘争はこの別荘にありし頃この落ちつきも軽侮すべし  ...

8月9日(日)長崎の日

今日も晴かよ。暑い。 恩田陸『夜果つるところ』を詠み終える。墜月荘という不思議な館をめぐるミステリ。女だか男だかわからない主人公。天帝の子どもだといわれる主人公。しかもこの小説は「飯合梓」という著者が書いたものになってい...

8月8日(土)

朝は26度だけれど、暑くなるらしい。 本の頁ひらけばじきに眠くなる年齢ゆゑか致し方なし 老化しておぼろかにしか見えぬ眼にとらへがたなし『荘子』の一編 眼鏡を外し裸眼に読むしか仕方なしときに二重に見えたるものを     *...

8月7日(金)

海老名は暑い。 夏の雲。不二山あたりにわだかまり西の方には山すら見えず 大山のいただきあたりも雲の中。夏の雲なりだうだうとして 積乱雲のごときが急に育つなり。山のいただき見えず雲ん中     * 『孟子』尽心章句上214...